原谷学童保育所とは

学童保育とは?

「保育園までは安心して働けたけど、小学校へ行くようになったらどうしよう・・・」 そんな不安をお持ちではありませんか? 
学童保育所は、そんな留守家庭の子ども達が放課後や学校休業日に安心して過ごせる生活の場です。
「学童保育」は児童福祉法に位置付けされており、正式には「 放課後児童健全育成事業 」という名称です。


原谷学童保育所とは?

☆前身施設「原谷さんぞく共同学童保育所」
1986年、そんな保護者の不安から原谷地域に「原谷さんぞく共同学童保育所」が誕生しました。
当時京都市が行う児童館事業が原谷地域にはなく、当時の保護者は保護者会運営の共同学童保育所を設立しました。
運営資金は①京都市からの補助金②保護者の保育料③保護者で行う事業活動の3本柱です。
保護者自身が指導員の雇用を守り、学童を運営していくことはとても大変でしたが、保護者、指導員、子どもが一丸となって原谷地域に学童保育を根付かせました。苦労が大きかった分、得るものも大きかった大切な時代です。
しかしながら保護者負担も大きくなり運営が非常に困難になったため、同地域の保育園を運営している「社会福祉法人京都さつき会」が学童保育運営を引き継ぐことになりました。


☆「原谷学童保育所」の誕生

2011年4月より「社会福祉法人京都さつき会」が「原谷学童保育所」として学童保育を運営することになりました。
それにより乳幼児期から小学校卒業まで、一貫した保育をすることが出来るようになり、保護者や子どもにとってより安心して過ごせる地域になりました。
また、運営が保護者会から法人に移行したため、運営面での保護者負担はなくなりました。
しかし運営資金は共同学童時代と同様で➀補助金②保育料③事業活動で行っています。
保育内容もさんぞく学童時代を引き継ぎながら、より公共性のある児童福祉施設に生まれ変わりました。

☆学童ってどんなところ?

小学校からの長い道のりを一生懸命歩いて帰ってくる子どもたち。彼らにとって支援員の「おかえり」の言葉は何よりホッとできる一言だと思います。
原谷学童保育所では、保護者が安心して働くことができるよう、子どもたちが安心して放課後の生活を過ごせる「居場所作り」をとても大切にしています。

地域で子どもの遊ぶ姿が見られなくなったといわれる昨今、子ども同士が地域で関わる機会が本当に少なくなっています。
同学年では遊べても、上級生・下級生とは遊べない子どもも増えています。
また、カードやゲームがなければ遊べない子どもも多くなっています。
学童保育所では異年令集団の中で、子ども同士が「遊び」を通して関わることをとても大切にしています。
関わりの中から、上級生から下級生へ「遊び」の技が伝えられていきます。
「できない」という子どもたちが「できるかもしれん」へ変化し、「できたー」時の表情は本当に生き生きしています。

子どもたちが自主的かつ創造的に生活をつくっていけるよう支援員が援助すると共にゆったりとその生活を見守ってくれている保護者集団がいる
・・・原谷学童保育所はそんなところです。